素材とお手入れについて

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素材とお手入れについて

hbkkのこだわりは『天然素材』であること。
初回登場のニット製品はすべて、カシミヤかウール100%で作り上げています。
ここでは、それぞれの素材とニット製品のお手入れ方法についてご案内します。

カシミヤ

カシミヤとは、カシミヤヤギから取れた毛、またはそれから織った毛織り物のことをいいます。
カシミヤヤギは、中国北西部やネパール、モンゴル、イランの高地に生息し、寒暖の厳しい環境で生きるために表面は粗毛ですが、その下に柔らかい毛(うぶ毛)が密生しています。この柔らかい毛を春の毛の生え変わりのときに集めたのがカシミヤになるのですが、1頭から150?250gしか取れないため、1枚のセーターを作るにはカシミヤヤギ約4頭分の毛が必要といわれます。これらの手間や生産量の少なさから高価な素材となります。
カシミヤは毛が細くて長く、密度も高いのですが、軽くて暖かく、上品な光沢もあって肌ざわりは滑らかな柔らかさ。保温力も抜群です。高価さも相まって「繊維の宝石」とも呼ばれます。

ウール

ウールは羊の毛(=羊毛)。一般的にメリノ種を指し、オーストラリア・ニュージーランドフランスのメリノ種が有名です。メリノウールは、メリノ種の羊から取れる最も高級なウール素材のことで、羊毛の代名詞といわれ、最高の品質を誇り、羊毛の中でも細く繊細な繊維が取れる種類として知られています。
ウールの繊維にあるクリンプ(縮れ)がたくさんの空気を含み、毛が絡みあっているので保温効果が高く伸縮性があります。また撥水性にも優れ、雨や水滴、泥などの水溶性の汚れを弾くので汚れがつきにくいという特徴があります。水を弾く性質がありながら、空気中の湿気をよく吸収してくれる働きもあり、水分が蒸発するときに気化熱を奪うため、夏は涼しく感じます。また、ウールはとても弾力性があるため、型崩れやシワになりにくい素材。回復力が強いためシワになっても、蒸気を当てると戻ります。

お手入れのポイント

1. 汚れやホコリはその日のうちに

着用後は形を整えて風を通し、湿気を取ります。毛並みにそってこまめにブラッシングしてあげると汚れもたまりにくくなります。カシミヤ製品は撥水性が弱いため、水分が付いたらなるべく早めにふき取り、乾かしてからブラッシングしてください。

※ブラッシングの注意!
カシミヤ製品のお手入れには合成繊維のブラシを使わないでください。合成繊維のブラシを使うと静電気が発生しやすくなり、繊維や生地の裂傷、ほこりや汚れの発生を引き起こします。ブラッシングの際は、柔らかな天然繊維のブラシを使用してください。

2. シミができた場合

シミを見つけたら、柔らかめのタオルに薄めた洗剤を付けてふき取ります。その後に水に浸したタオルで洗剤を綺麗にふき取ります。終わったらブラッシングをして、乾くまで部屋干ししてください。特にカシミヤ製品はシミができると、そのシミが虫食いの原因になる場合がありますので気をつけてあげてください。

3. 休ませてあげましょう

ニット製品は、長時間、また毎日、着続けると型崩れを起こしやすくなります。生地表面の摩擦が毛玉(ピリング)を起こす原因にもなります。『一日着たら一日休ませる』を基本にコーディネートしてください。

4. もし毛玉(ピリング)ができてしまったら

毛玉を手で取りはらうか、毛玉になった部分だけを持ち上げるようにしてハサミで丁寧に除去してください。